危険なティッシュペーパーの箱「フィルムレスボックス」
我が家で2003年11月に最初に購入した危険なティッシュペーパーの箱「フィルムレスボックス」に関する使用報告です。王子ネピア株式会社が最近発売した製品ですが、我が家では何度も指を切りそうになり、危険なので次から購入しないことにしました。環境に配慮し、賞を取ったそうですが、このご時世にどうしてこんな危険な製品を大企業が発売したのか、不思議です。

08/DEC/2003 掲載
→続報『01/MAR/2004 掲載やはり危険なティッシュペーパーの箱「フィルムレスボックス」

問題の箱入りティッシュペーパーの外観写真 右の写真は問題の箱入りティッシュペーパーの外観写真です。我が家では2003年11月に最初に購入しました。

取り出し口が狭くなっており、さらにそこがギザギザになっている(ミシン目の切り取り跡)ため、ティッシュを取り出すときに指を挟み込まれて痛くなる 何が危険かというと、取り出し口が狭くなっており、さらにそこがギザギザになっている(ミシン目の切り取り跡)ため、ティッシュを取り出すときに指を挟み込まれて痛くなる点です(右の写真)。また、指を引きずるとぎざぎざのミシン目で指先を切ってしまう危険があります。幸い、我が家で指を切る事故は発生していませんが、大量生産されている以上、全国のどこかで発生しているのではないかと思います(ハインリッヒの法則)。最初に注意してティッシュを出してしまえば危険は無いはずですが、使っていると何かのはずみで次のティッシュが出てこなくなることは良くあり、度々指を挟まれました。あまりに何度も指を挟まれて危険なので、我が家では次から購入しないことにしました。大人の場合は指先を切る程度ですが、小さな子供の場合、手足がすっぽり入ります。我が家には2歳の子供がいるのですが、ふざけて手足を入れて箱を振り回し、何度かヒヤリとしました。子供の手首がざっくり切れたら大変です。

この危険なティッシュペーパーの箱は「フィルムレスボックス」という名前で、王子ネピア株式会社が最近発売した製品です。箱の表示やホームページに該当製品を開発した主旨が説明されています(下の画像はホームページの一部を画面コピーしたもの)。環境に配慮して取り出し口のフィルムをなくすために考案されたとのことです。特許出願中で、今年、業界で賞を取ったそうですが、このご時世にどうしてこんな危険な製品を大企業が発売したのか不思議です。製品(箱の裏側→写真、139KB、GIFファイル)にはPL(製造者責任)対策と思われる警告表示「取り出し口のミシン目で指を傷つけることがありますのでご注意ください」がありますが、説明の一番最後に書かれている点、注意を促すための記号「!」が無い点、傷つけなくても「痛い」点、傷つく部位を大人の「指」に限定している点など、いくつかの点で不十分な表記だと感じました。環境に配慮してフィルムをなくすというアイディアは悪くありませんが、怪我の危険を冒してまでやることなのでしょうか。疑問です。同社のティッシュ箱で、スリムなものやブルーナのイラスト入りなど、気に入って使ったことがあるだけに大変残念でもあります。フィルムレスのアイディアについても再検討の上、よりよい製品となってくれるよう期待しております。

王子ネピア株式会社のホームページにある該当製品の説明の一部


トップページへ戻る
Contact: t-naka@techpr.jp
Copyright(C)2004, NAKAMURA Tomokazu, All rights reserved. adjustment